以前、当社で取り扱っているハビタットスタイル用のメイクアップストーン、メイクアップサンドの社長のこだわりについて書きました。
これらの石や砂は今まで社長に作ってもらっていたのですが、さすがにずっと社長に作ってもらうのも忍びないという事で伝授いただきました。
その時のお話です。
奥義伝授の日
社長の車から降ろされたのは、大量の石と、「社長がいつの間にか買いそろえていた企業秘密な色んな道具類」。
何袋かあり、よく見ると大きさや色が違うものもある。
「あと、これも」と渡されたのは大きいハンマーと石を割るための土台。
沢山の石の袋から、ひときわ大きい石をつかむと「こんな感じで」とハンマーを振りかざす社長。ガーンガーンという音と共に石が割れていきます。
よく見ると割った時に結構な勢いで周りに飛び散るし、小さいが火花もたまに飛んでいるいる!
「これくらいの大きさまで割って」と言われてハンマーを受け取るものの、こりゃ手袋や保護メガネが必要かもしれない・・・と思う。
いくら雇用機会均等と言えど、女性社員にやらせるのはちょっとためらってしまいます。
この作業の詳細は企業秘密なので、生成AIにイメージ画像を作ってもらいました。

んーだいぶ違うけど、根本的には同じかもしれません。
社内に響く石を割る音・・・2時間以上も叩いていると、通報されやしないかと不安になってきます。
私の髪の毛も作業服も真っ白になったころ、ようやく石を割り終わりました。
私の髪の毛も作業服も真っ白になったころ、ようやく石を割り終わりました。

どうです!この鋭利な部分は、やはり一つずつ割るからだせる表情。
河原を転がっている石ではこうはいきません。

さらにOSAKAYAでは少し小さめの石も入れることでハビタットスタイルをするときに表情を付けやすくしています。
ホームセンターでガーデニング用の石がありますが、あれはある程度大きさが均一なのでうまく表情を出せないのです。
大きい石も小さい石もあるから自然っぽさが出せるのですよね。
ホームセンターでガーデニング用の石がありますが、あれはある程度大きさが均一なのでうまく表情を出せないのです。
大きい石も小さい石もあるから自然っぽさが出せるのですよね。
「社長!奥義の伝授 あざしたー!」って帰ろうとしたら
「じゃあ次ね」と今までとは違う石の袋を三袋出してきた社長。
え?これで奥義は終わりじゃないの?
マンガ「るろうに剣心」の比古清十郎(ひこせいじゅうろう)から九頭竜閃(くずりゅうせん)を伝授された後の緋村剣心は、きっとこんな気持ちだったんだろうな(分かるあなたはきっと私と同年代です)

というわけで、いよいよ奥義の天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)・・・じゃないメイクアップストーン(後編)の伝授です。
社長「じゃあ、この石を洗って。こういう石は砂が付いているから微塵になっちゃうんだよ。微塵は植物が育つ時にで邪魔になるから・・・」
私「へいへい、了解しやした。ジャラジャラ・・・・・・」

なるほど、さっきよりも石の角が少し丸みを帯びている石ってなわけですね。
いろいろな石があるからいろいろなレイアウトが楽しめるわけだ。
次はなんでしょう?
社長「じゃあ、この石を洗って。砂が付いているから微塵になっちゃうんだよ。微塵は・・・」
私「へいへい、了解しやした。ジャラジャラ・・・・・・」

さっきまで石を割ってザラザラになった私の手は、石に擦れ合ってツルツルになってきました。
洗ってみると、なるほど、さっきよりも少し小さい石ってなわけですね
もう疲れて手に力が入らずピンボケしちゃっているけど。次はなんでしょう?
社長「じゃあ、この石を洗って。砂が付いているから微塵になっちゃうんだよ。微塵は・・・」
私「へいへい、了解しやした。さすがに微塵は覚えましたよ。ジャラジャラ・・・・・・」

なるほど、さっきよりもさらに小さい石ってなわけですね。
(・・・・さっきの割った石の小さいものと同じような気がする・・・けど、今は奥義の伝授の真っ最中なのでとても聞けません)
いや、違いを見つけろ・・・なるほど、たしかにちょっと違う。こっちの方が少しカラフルでいろいろな石がある!
これもハビタットスタイルのいろいろ植物、いろいろなレイアウトをするのにいいアクセントになるわけだ。
社長「今日作った石。これらをバランスよくパッキングするのだ。まずはハンマーで割った石これは■■石という石である。これらは鋭角な部分が魅力なので大きいものだけでなく・・・小さいものも・・・それにより・・・。」
社長「次に洗った石、これは〇〇石と言って・・・・大きさを分けて・・・ポイントは・・・・。細かい石は・・・・それによりハビタットスタイルが完成する」
こんなわけで、意識が朦朧とする中、天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)・・・じゃなかった、メイクアップストーンの奥義を伝授されたのでした。
社長「ちなみにメイクアップサンドの作り方は・・・」
私「ハイストップ!今日はもう無理です!」
るろうに剣心を見て育った人は
「なんだい、天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)って左足前に出すだけかよ」って休み時間に「天翔龍閃-------!」と叫びながら友達と遊んだことでしょう。そんなあなたに伝えたい。そんなに簡単な話じゃないってこと。
簡単そうなことだけれど、これだけのこだわりがあるからこそ「ありそうでない」商品になっているです。
だって、これを家の庭で作ったら近所からクレーム来るし、これだけいろいろな石を集めたら奥さんから怒られますよ?
こんなにいろんな色と形の石が入ったセットはホームセンターに行っても、アクアリウムのお店に行っても無いですよ!?
ハビタットスタイルをやってみたいあなたにお手軽に使っていただきたい。
そんな想いと、一言では言い表せないOSAKAYAの奥義を詰め込んだ商品です。
それにしても、石を割り終わった後に
社長から「こんな石じゃダメ!やり直し」
と言われなくて本当によかったと思ったのは内緒です。