植物の現地の風景を鉢の中で再現するハビタットスタイル。
カッコいいですよねー!
しかし、現地感を再現するための化粧砂が結構粒子が細かいので、
乾燥を好む植物の育成では避けるべき、用土の微塵にも近い存在になってしまうのがネックになってしまうと感じていました。
まずはこの化粧砂の粒を大きめのものの配合を高める砂を作ることに
最初に取り組みました。
※下記コラム参照
メイクアップサンド 開発ストーリー – OSAKAYA OFFICIAL ONLINE STORE
そして、化粧砂と用土が混ざることを防ぐために間にシートを敷くことを考え、
実験を行った結果、防炎シートという建設資材が最適であることがわかり、
ハビタットシートとして使うことにしました。
※Youtube動画参照
ハビタットシート!?何それ実験 (youtube.com)
我々はこの園芸手法をネオハビタットスタイルと呼ぶことにしました。
ネオハビタットスタイルの定義と、メリット・デメリットをまとめます。
【定義】
・化粧砂の粒子を大きいものにし、
粒子の細かな砂の配合を抑える
・ハビタットシートを使い、用土と化粧砂の混入を防ぐ
【メリット】
・微塵に近い砂の粒子が用土に混入しにくい
・植物の健全な育成が期待できる
・化粧砂の沈下を防げるので化粧砂を足す頻度が減る
・水やり作業を、あまり躊躇せず鉢の上から行うことができる
【デメリット】
・現地の風景を正確に再現するものではなくなってしまう
・ハビタットシートを敷く、植え替え時の手間が発生する
デメリットについては、シートはハサミで容易に加工できますので
ほとんど問題ないと思われます。
一番のデメリットとしては、ひとつめの現地風景を正確に再現するものではなくなってしまうということです。
もちろん、本当にアフリカやマダガスカルから砂を持ってくることは検疫で禁止されていますから、できません。植物の現地球の輸入も、付着した土はぜんぶ落とされて、薬品が塗られて届けられます。
つまり、国内で販売されているハビタットスタイルの化粧砂は、
すべて「現地風」ではああるわけです。
それをどうとらえるかになると思います。
今回のコラムではまずはここまで。
実際に植物を植えるコラムは別にUPします!