前回のコラムからだいぶ時間が経過してしまったのですが、ハビタットシートを使って、ネオハビタットスタイルで植物の植え込みをした際のことを書きたいと思います。 まずはこのコラムに直接入ってしまった方は下記のネオハビタットスタイルとは何のことなのかについてご覧頂きたいと思います。 現地感と植物の育成の両立「ネオハビタットスタイル」とは。 – OSAKAYA OFFICIAL ONLINE STORE それを踏まえ、今回は実際にハビタットシートを使ってみます。そして、実は前回ブログからの間にハビタットシートにブラック色が追加されております!今までは植え込みしてしまえば見えなくなるものとはいえ、強烈なグリーン色は自己主張が強すぎました。 今回の植え込みでもブラック色を使っております。植物はユーフォルビアポリゴナ綴化を使うことにしました。綴化(てっか)とは成長点が突然変異し茎や葉、花が帯状に成長した個体のことを言います。モンストローサ(モンスト)なんて呼ばれることもありますね。綴化は希少価値が上がり観賞価値が高くなります。現地球のパキポディウムグラキリスなどが珍しく綴化していると、その希少価値が爆上がりし価格にゼロがひとつ多くつくようなこともあるようです。 このポリゴナのような個体は生産者さんが綴化したもの同士を掛け合わせて、綴化個体だけを作っています。こういった株はそんなに高くありません。私、綴化した植物好きなんですよねー。そしてハビタットスタイルで合わせると、鉢の中で世界観ができるように感じます。盆栽的な造形美があります。妻から「これ気持ち悪い」と言われたことは心の引き出しに閉まっておくことにします。この魅力がワカラナイナンテ! さて。綴化の話で相当脱線しましたが、植え込みをしたいと思います。といいながらも、すでに鉢に植えこんだ写真しか撮影していませんでしたTT新しく扱わせてもらうことになったMacetaの鉢に鉢底石を入れ、用土を入れます。Macetaの鉢は鉢底の穴がスリット状に縦長に空いているので鉢底ネットを入れる必要がないのがいいですね。殺虫剤のオルトランと、さらにもりもりとした綴化の成長を見たいので元肥のマグァンプも入れました。植物は鉢の中心から少しズラして植えることをお勧めします。石のスペース、砂のスペースを作って鉢の中でメリハリを出すためです。そしてこの時点で石越しで鑑賞した時を想像し植物と鉢のA面(正面)を決めておくことがポイントです。 ちなみにMaceta鉢の鉢底はこんな感じです。通気スースーです。 ハビタットシートを切ります。ハサミは園芸用のものだと刃が厚く、逆に切りにくいかもしれないので普通の事務用のもののほうが使いやすいかもしれません。 ときどきシートを合わせて確認します。ぴったり完璧に敷くのは不可能ですので、可能な範囲でシートを敷きます。 今回、シートを2分割して敷くことにしました。 シート敷きが完了しました。植物の左下部分は分割したシートが重なっています。これは問題ありません。 ここからは石を配置し、 砂を敷き詰めます。最初のうち大きめのサンドが出てきやすいですので、調整しながら入れてください。 完成です!綴化した植物で作るハビタットスタイルの世界観、とてもいい感じに仕上がりました!