marvistaのプラ鉢は多くの生産者さんや園芸店さんなどで使われていますが、
人気の理由の分析と、穴開けのサービスについて説明したいと思います。
【デザインについて】
marvistaのプラ鉢はシンプルで何の装飾も一切ないところが良いんですよね。
また表面処理が一切何もされていない素材のままのプラスチックなので、
それがまたソリッドな質感で、多少の個体差もあり、
まるで陶器鉢のような個性に感じます。
この主張しないデザインが、植える植物を最大限に引き立てます。
また、個人的にはハビタットスタイルとして使いやすい、
角型の鉢があるのが良いポイントです(SサイズとMサイズ)
今の時期(10月下旬)植物は室内に取り込んでいますが、
角型の鉢だと、棚に隙間なくビッシリと並べられることも
A型の私的にはとてもうれしいポイントです。
ちなみに妻からはあなたは絶対A型じゃないと言われ続けています。
モノを壊してしまったり、家事がとにかく雑だとwww
※ハビタットスタイルでこの鉢を使った際のYoutube動画も
よければご覧ください。鉢の使用は8:12頃から
OSAKAYA的ハビタットスタイル「ネオ・ハビタットスタイル」とは?
【機能的な面について】
肉厚で重量感のあるところがポイントです。育成用の軽い鉢だと、
軽すぎて風や、うっかりぶつかって倒れてしまうことがしばしばありますが、
この鉢はその心配がほとんどありません。
陶器とは違い割れませんので手荒に扱っても何のそのな点も優秀。
また黒いプラ鉢は他のプラ鉢同様に、太陽光を吸収し、
鉢の中の温度を上げてくれます。
【価格の安さ 】
製品の価格が安いこともここで付け加えておきます。
園芸においてコスパは超重要です。
【鉢底の形状について】
一点だけデメリットとしてあげられることとして、
鉢底の形状があげられます。この鉢は鉢底の穴が開いていません。
以前、展示会でmarvistaのメーカー、
大口産業さんにお話しを聞いたことがありますが、
この鉢を使う方は自分で底穴を開けたい方が多いようなので、
開けていないということでした。
marvistaの鉢の鉢底は中央部分が一段高くなっており、
鉢底の壁面側の部分が下がっていて段差ができているので、
仮に鉢底の真ん中だけに穴を開けると、そのくぼんだ段差部分に
ずっと鉢底の水分が残ってしまう形状になっています。
文面だとだとわかりにくいと思うので写真をご覧ください。
これは乾燥を好み、水はけの良さが生命線の植物には大きな問題です。
おそらくこの形状はプラスチックの成型時に型から外す際の効率があると
思われますが、鉢底を裏からよく見ると、排水のための溝がつくられており、
ここに穴を開けて欲しいと言っているようなものです。
確かに後から穴開けをする「前提で」作られた鉢底の形状です。
メーカーさんの言う話に最初は「えー?ほんと?」と
半信半疑なところがありましたが、よく考えると
理にかなった形状なのだなと納得します。
【穴開けについて】
穴開けをしてみます。
排水の溝の4箇所にも穴開けをし、5穴になったとき、
この鉢のポテンシャルが最大限に引き出されます。
さきほどデメリットとしてあげた鉢内の水が溜まってしまう問題は
これで解決されます。
しかしながら、穴を開けるという作業は、電動工具を持っている人にとっては、
「あー、はい。了解。やっときますね。ドリル径は何Φで開けようかな」
くらいのことなのですが、持っていない人にとっては、
「え。そんなこと言っても穴開けってどうするの?」
という話だったりします。
私も建材を扱う今の職業ですから、インパクトドライバーは所有しており、
多少の自宅内のDIYなどもやりますが、
前職時代や、賃貸物件に住んでいた頃はインパクトドライバーを
買おうと思ったことなどありませんでした。
世間一般ではインパクトドライバーなど持っていない人のほうが多いはずです。
【穴開けサービスについて】
そこでOSAKAYAでは、marvistaのプラ鉢に無料で穴開けを行い、
出荷するサービスを始めました。
商品の大きさや形状によって穴数や穴の直径は異なりますが、
基本的には5穴、13穴(10穴前後)と、穴無しから選択頂けるようにしました。
前述したデメリットを解消するため、1穴の設定はしておりません。
通常の観葉植物であれば5穴(程度)、
乾燥を好み、水はけを重視したい植物の場合は13穴(10穴前後)を選択頂ければ
良いかと思います。いずれの場合も鉢底ネットは鉢底全体を覆えるくらいの大きさで切って使ってもらうと良いかと思います。
また、穴開けの作業は裏側から行うこともあり、ドリルで穴を開けただけでは
多少のバリがでてしまいます。バリがあるとせっかく排水性を高めるために
穴を多くしたのに、水がまた溜まってしまいます。
ですので穴開け後にバリ取りの作業も行っています。
「自分で使うならこれくらいしたいよね」をテーマとして、
スタッフがひとつひとつ作業しております。
鉢底裏面もバリ取り。
もちろん鉢内からも。
鉢内、特に壁面側は作業しにくいのですが、できる範囲で
バリ取りを行います。
ちょっとやりすぎましたかね。
13穴の通気スースー鉢の完成です。
いいですねー。植えた植物が気持ち良く育ってくれそうです。
この鉢は大きいので穴径はすべて7mmで開けています。
小さめの鉢の場合はドリル穴径は少し小さめにしたり、
穴径を組み合わせる場合もあります。
marvistaの鉢使ってみたかったけど穴開けられなくて購入を
躊躇されていた方、安心してください!穴開けます!
なお今のところ無料サービスでやっておりますが、
注文多数につきスタッフが残業しなきゃいけなくなったり、
「代表、私、夢の中でまで鉢に穴開けてました!」
「右手が震えだしてバリ取り器を持つことを拒絶しだしました!」
なんて言い出したら今後は有償化にするかもしれませんwww
ですが、まだまだ無料サービスで行える範囲内ですwww
そちらも安心してください!