私が東京で開かれたとある展示会をフラフラしていた時の事。
植物育成ライトのPRをしていた人が大きな声で話していた。
お客さんも植物が好きらしく、話が盛り上がっていて、私も話を聞きたいのだが、話が終わらない。男性が好きな植物系のブースでは結構あるある。
「このライトがね・・・・ビカクが・・・70センチたつんですよ・・・日光あんまりいらないと思うじゃないですか・・・」
という話が聞こえてきました。ところどころ聞こえなくて、想像なのですが、
「ビカクシダはシダっていうだけあってあんまり日光がいらないと思われているけれど、ウチのこのライトつかったら70cmくらい立つのよ」と話していたんじゃないかと思います。
ビカクシダのことをビカクってこの界隈ではメジャーな言葉なのかな?と思ったことを覚えています。本当の鹿の角のオブジェの話をしていたわけじゃないだろうし。
私もビカクシダは好きで、実はこの展示会に行く1年前くらいに500円くらいで2号の素焼きの鉢に窮屈そうにしていたビカクシダを買ったのでした。でも私の住む山形は寒さが厳しく、ビカクシダは買っても枯れてしまうものだと思い、どうせ育たなくても500円ならいいだろうと諦め半分で育てていたのです。
着床する植物だとは知っていたので、それほど明るくない場所には置きませんでしたが、すくすくと(私の主観)育っていきました。
3号鉢サイズにはなったかな?

この頃は育てる場所を模索していました。
熱帯の環境に近い場所はお風呂場ではないだろうかと思い、お風呂に置いてみたり、熱帯の雨は温かいだろうと、お風呂の残り湯にソーキングしたりもしました。
熱帯の環境に近い場所はお風呂場ではないだろうかと思い、お風呂に置いてみたり、熱帯の雨は温かいだろうと、お風呂の残り湯にソーキングしたりもしました。
そんな試行錯誤しているときに、さっきの話を聞いたので、
「え?直射日光でもいけるの?」と思い、ガンガン直射日光に当てました。

ちょっと分かりにくい角度ですが、大きくなってきましたよね?
直射日光に当てても葉焼けすることなく育ってくれるので、今年の猛暑も屋外に置いていました。
直射日光に当てても葉焼けすることなく育ってくれるので、今年の猛暑も屋外に置いていました。
意外と日光に強いんですね。
そうしたらほら!どうですか?!

70cmとはいかないまでも40cmくらいはピンと立っています。
市場価格3000~4000円はしそうですよね

ちなみに後ろのウンベラータ君は数年前に1500円くらいで買ったもの。
去年曲げようとして折ってしまいましたが、復活してくれました。
去年曲げようとして折ってしまいましたが、復活してくれました。
これも15000円くらいするんじゃないでしょうか
(売る気もないくせにこんな算段してしまいます)
(売る気もないくせにこんな算段してしまいます)
私のビカクシダの育て方は最低気温が10℃以上になったらベランダのような直接は雨が当たらない場所(西側に壁があるので西日は当たりません)に置き、寒くなったら家に入れます。家の中は夜中は10度ちょいにはなりますが、10度以下にはならならない場所です。
水やりは夏は毎日、他の時期は水苔が乾いてきたら水道の水を掛け、たまに薄めたハイポネックスをかけます。
ちなみにビカクシダをくっつけている骨盤のような流木は、海で拾ってきました。
お!いい形!と思って拾ってきたのですが、結構腐っていてポロポロ木屑が落ちてきます。そろそろ違う家にお引越しさせなきゃいけませんね。