植物のトゲで今まで何度ケガをしたことかわかりません。
私は塊根植物やサボテン、アガベを育てるようになる前から、
自宅の庭でつる性のバラを育てており、剪定する際や、
特に剪定後の枝を捨てるための処理する作業が、
普通の軍手だとチクチクとトゲが貫通してきて、
何度ケガをしたことかかわかりません。
我が家のつるバラ、品種名は「安曇野」です。
昨年の6月初旬の満開のときの写真で
ちょっとわかりにくいのですが、1.5mの高さの誘引用のフェンスに
誘引させていて、そのフェンスは
バラの枝で見えないくらいになっています。
バラらしからぬ小ぶりで可憐な花をつけるところが好きです。
静岡の友人の新居を訪れた際に
庭に植えられているのを見て、気に入り私も植えました。
我が家は大通りから少し入ったところにあるのですが、
このバラは大通りからも見えます。
今年もバラきれいですね、なんて知人やご近所さんに言われると、
「いやいや、全然」なんて言いますが、
実は心の中ではヤッターと小躍りしていますww
バラの管理には、
ローズグローブなどの製品があることは知っていましたが、
なぜか花柄だったりと女性向けなデザインが多く好きになれず
購入しようという気にはなりませんでした。
やはりバラを育てるのは女性が多いんですかね。
我が家のバラも40過ぎのオッサンが育ててると思ってる人は
もしかしたらいないかもしれません。
さて。ある日トゲに耐えかねた私は、
試しに自社で販売していた「耐切創軍手」を購入して使ってみたのです。
耐切創軍手は、工業用の軍手で、カッターやグラインダーのような
回転する刃から手のケガを防ぐための軍手です。
カッターの刃でも切れないのなら、
バラのトゲも防げるのではないかと考えました。
そして、早速試したところ、
棘のあるバラの枝をつかんでも、トゲが気になりませんでした。
もちろんサボテンのトゲも全く感じません。
あまりの効果に驚きました。
しばらく自宅の作業で使っていましたが、耐久性もあり長持ちします。
そして、たぶんこの軍手が園芸に使えるということを
ほとんどの方は知らないんだろうなと思い、
自分だけが知っていていいんだろうか、
という思いに変わっていきました。
植物のトゲに悩む方々にこういう軍手があることを知って欲しい。
そして、知ってもらうために販売したいと思いました。
私は軍手メーカーさんと打合せを重ね、
トゲを防ぐ効果が高いのはもちろん、装着したときの快適性、
作業時の屈曲性を重視し、何種類もの軍手を試し、
ようやく納得のいくものを見つけました。
もちろんブラック系のデザインも重要な要素です。
そして、自信をもってお勧めできるモデルと、
エントリーモデルの2つを作ることにしました。
そして、バラだけではなく、
サボテンやアガベ、塊根植物が好きな方にも
こういった軍手があることを知って欲しいというのが
私の一番の思いでしたので、
手の甲の部分には、デザイナーさんに依頼をして、
「コピアポア」と「エキノカクタス」のサボテンのロゴを
入れてもらいました。
これも、色んな案がデザイナーさんとの間で出たのですが、
最終的に鉢の中に納まるサボテンを上から見た構図にしながら、
シンプルな白ロゴにすることで
家紋のようなイメージにすることにしました。
・自信をもってお勧めできる耐棘ランク☆☆☆☆☆「コピアポア」
・エントリーモデルで耐棘ランク☆ 「エキノカクタス」
パッケージデザインも社内チームでデザインしました。
初回、大量にパッケージ作業をしてくれた
右手首骨折中のK君、ありがとう!
すべてのトゲのある植物愛好家のみなさんに使って頂きたい。