私が家庭菜園をし始めて数年経ち、まあまあ収穫もできるようになったときに感じた事。
もっと収穫したい!
だったら土づくりにこだわったり、畝を野菜に合わせて作ったり、植え方や支柱組をもっと丁寧にするのがいいって事は私もわかるのですが、そこは下手の横好きの私。コンパニオンプランツという言葉に惹かれたのでした。
コンパニオンプランツと聞いて何となく夜をイメージしたあなた・・・はい、私と同類でした。でも残念ながらそういう話は少しも出てきません。
ある植物を他の植物と一緒に植えることで、その植物の成長を助けたり、病気を防いだりする植物のことをコンパニオンプランツと言います。コンパニオンって元々「仲間」みたいな意味をもっています。
たまに園芸雑誌やテレビでトマトとバジルは相性がいいので一緒に植えます・・・なんて言っていますが、これがコンパニオンプランツのことです。
ちなみにトマトとバジルの場合はバジルが土の水分を吸収してくれるので程よい乾燥状態でトマトが育つといういいライバル関係のようなコンパニオンです。
ではお待たせしました。我が家のコンパニオンさんたちを紹介します。
ニンニクさんとイチゴさんです。
イチゴさんは少し赤くなるとうちの子供や鳥があっという間に食べていくので、基本葉っぱしかありませんが、ちょっとだけイチゴが実っています。
イチゴがニンニクの殺菌作用で病気になりにくくなるようです。
イチゴはもうウチに来て3年目のベテランさんです。
多年草なので毎年咲き、いつの間にかいろんなところに広がるかわいい子です。
それにしてもコンパニオンプランツ使って育てているのにニンニクが細いのはなんでしょう?私が育てるのが下手なのですが、ビニールマルチをやらなかったからでしょうか。
次はちょっと可憐なコンパニオンさんです。
チャイブさんです。
チャイブは西洋ネギ。つまりネギです。ちょっとかわいい色していますが、この花はつまりネギ坊主です。
ネギもニンニクと同様に殺菌作用があって多くの作物のコンパニオンプランツとして使われます。
本来はトマトの苗に絡ませるように密植させるのですが、私はチャイブの花がかわいらしいので観賞用として畑の周囲に植えています。
この子も多年草で毎年咲いてくれます。写真は3年目かな?
チャイブはハーブの一種でビシソワーズというかぼちゃの冷静スープに使われるようですが、私は小口ネギ代わりに薬味として使います。
さあ、次は妖艶な雰囲気ただようコンパニオンさんです。
どれ?って言いたくなる写真ですが、中央の青い花のボリジさんです。
細かい毛がついていてピントが合っているんだかいないんだか分からないぽわ~ンと幻想的な雰囲気を出してくれます。
一年草ですが種がこぼれ種でドンドン増えるので、我が家のそこら中に生えてきました。花の期間が長いのでミツバチなどの虫を呼び寄せて受粉を助けてくれます。
この写真を撮った時もミツバチがいたので撮ろうとしたのですが、飛び立ったミツバチがピンボケで移ってしまいました。どこか分かりますか?
我が家の庭にはラベンダーも植えているので年中ミツバチやクマバチの音がします。
ハチは怖いものではなく、作物が育つには必要な生き物です。おかげで人工授粉しなくてもズッキーニもイチゴも生るようになりました。
そんな風に花が咲いて、虫が寄ってきて、受粉を助けて野菜が育つ。野菜の葉には虫が集まる。さらにそれを食べる虫が来る。そんな生き物がたくさんいる庭を造りたいと思っています。
薬を使わなくても生態系がしっかりしていれば病気に負けない野菜が採れる!なんて思っているのですが、肝心の野菜はいまいち大きくならず、量も取れず。
まだまだ私の初心者家庭菜園は続きます。