子供が小学生になる前には家を建てたいと思っていましたが、住みたいと思っていた地区にとても良い建売の住宅があり、とんとん拍子でその住宅を購入したのがもう6年前。 小さいですが庭もあり、ただ真砂土が敷いてあるだけだったので、まずはこれを緑の絨毯にして子供と一緒に遊べたらな、なんて思ったのが思い返せば植物好きになるきっかけでした。 あんなに小さかった長男も大きくなり今年が小学校最後の年です。 当初は庭全体にクラピアという横に広がる匍匐(ほふく)植物を植え、緑の絨毯は完成したのですが、それだけでは物足りなくなり、ブロック塀の下を花壇上にし、色んな植物を地植えで植えていきました。その土地にしっかり植物が「地植えで根付く」というのが、何かカッコいいと思っていました。 しかし、ここ米沢は標高は250mと高めであることから、植物を育てる上での耐寒ゾーンは7aという分類に入り、冬場の最低気温が-15度以上になることもある地帯です。同じくらいの耐寒ランクで言えば、長野県の諏訪市(標高750m) 、佐久市(900m)や山梨県の富士吉田市(1100m)などの米沢よりもだいぶ標高の高い街と同じです。緯度で言えば札幌や函館、さらには知床の羅臼と同等の寒さなんです。改めて調べてこの米沢という街の環境に愕然とします・・。 さらには冬季間の積雪は1日で30cm降るような日もあり、積雪深は1m~多い年で1.5mを超えるような冬もあり、庭木には「雪囲い」と言われる木製の囲いをしないと枝が折れてしまう、植える植物の選定にはとても注意が必要な地域なのです。 耐寒性ゾーンマップ (Hardiness zone map) – PROVEN WINNERS Japan(PW)プルーブン ウィナーズ (花、花苗、低木、シュラブ、ガーデニング、植物) 引用:provenwinners.jp 本来であればユッカやサボテン、アガベやオージープランツを石材と組み合わせてドライガーデン風に植えたいと思っているのですが、耐寒性と積雪の現実があり、我が家に植えることのできる植物は、必然的に宿根草がメインになりました。しかしながら低木と銅葉やブルー系のカラーリーフを組み合わせ、葉の色の違いを楽しめるような庭にしています。 もちろん今まで冬を越せなかった植物も数知れず・・TT 日陰になりやすいところは、エルダーフラワーやアジサイ、ホスタ、シダ類。 青っぽいホスタが大好きです。 ロックガーデン風です。あくまで風(ふう)です。 この「あくまでロックガーデン風」と言っていますが、この「~風」というのは、 先日ドン・キホーテで買った韓国はるさめチャプチェのパッケージを思い出すのですが、「本場韓国風」と書いてあり本場の味なのか、それとも違うのかって思った感じと似ています。 会社でNOGA部長が言って自分でツッコんでた「できるだけ具体的なラフ図」もそのたぐいですよねw 「言ったとか言わないとか」みたいな。何も言ってないぞそれ、みたいな。 何が言いたいかわからなくなりましたが、地植えする植物については、理想と現実がいったりきたりしています・・。 黒軸のアジサイは、市内で美容師をやられている私の植物の師匠が挿し木したものを頂き、我が家の庭に根付いてくれました。白い花が咲くと超クールです。 ブロック塀にヘンリーヅタをあえて這わせています。塀のモジャ化が目標です。アジサイはまだ蕾ですが、これも白い花を咲かせるアナベルです。フェンスに這わせたツルバラの安曇野も毎年可憐な花を楽しませてくれます。静岡の友人宅に植えられているのを見て、このバラなら育てたいなと思ったバラです。 テラスの植物は冬季間は雪の積もらないところに移動することも考え、鉢植えなので、毎冬越せるかどうか実験しているようなものです。ダメかもな、と思っていた銅葉のネムノキ、ユッカグロリオサも一冬耐えてくれましたね。 憧れのオリーブのかわりに、ロシアンオリーブを植えています。これはオリーブに似ていますがグミノキの一種で寒いのは平気なんです。シルバーリーフが美しく成長速度がオバケです。 そんなこんなで、常にこの地で育てることができる植物を模索し、 植えて実験をしている日々です。庭に出ると、必ず何か「やること」を見つけてしまう。「あれ?パパどこいった?」と家族が思うと、「どうせ庭でしょ」が合言葉になっているようです。 庭仕事をした後のキンキンに冷やしたビールは最高です。