IRON POT -KIRIPPA- 開発ストーリー

IRON POT -KIRIPPA- 開発ストーリー

ハビタットスタイルに合うような、ソリッドで無骨な植木鉢を
無骨な建築資材を使って作れないものだろうかとずっと思っていました。
素材感を残すことで植物と一緒に成長してくれるような
鉢なんてどうだろうかと。

 

何度か試作をしてもらいましたが、問題はどう底板を止めるかになっていました。机上の空論では進まなくなり、プロジェクトチーム数名で制作を依頼した工場へ足を運んだ際、おもしろい溶接方法があることを職人のYさんから聞きました。

プラグ溶接という手法で、一度側面に穴を空け、受け部分のL型の金物とつける、リベット止めのような方法です。

ただこれだと表面に跡が残るので、これを削る必要があり、表面に削った跡が大きくでてしまう。と言いながら職人Yさんがこの溶接跡をサンダーで削ろうとしたとき、私は彼の手を止めました。

 

「これ、この跡、このままがいいです!」

 

溶接跡を残すことが決まり、底板の固定方法が決まったことで試作品は大きく進展し、製品版として規格を決定することができました。

 

このやりとりがあったことでOSAKAYA GREENの最初のオリジナル商品が出来上がりました。

 

ハビタットスタイル風に植え込んでみた植物。
別ブログに書いていますが、ハビタット用の砂は真ん中のベージュ系統のものだけを商品化することにしました。

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