「必要」じゃなく「欲しい」で選んだ、もう一本のナイフ

「必要」じゃなく「欲しい」で選んだ、もう一本のナイフ

「必要」じゃなく「欲しい」で選んだ、もう一本のナイフ

私はOpinelユーザーです。ずっと愛用してきました。

切れ味も十分で、これまで特に不満を感じたことはありません。

それでも、deejoを初めて見たとき、なぜか気になって手に取ってしまいました。持った瞬間、単純に「軽い、これはいいかも」と思ったんです。

正直、ナイフを使う場面はそう多くありません。それでも手放さないのは、いざという時に代わりが効かない道具だからです。その代わり、同じ持っていくなら、少しでも軽くて、気分の上がる一本を選びたい。それが、deejoに惹かれた理由です。

 

全身が漆黒という異質さ

deejo wood27g evony、エボニーウッドのブラックモデル

「木製ハンドル」と聞くと、木らしい表情を想像するかもしれません。ですが実物は、刃もフレームもハンドルも、ほぼ全身が漆黒です。エボニー(黒檀)という木材そのものが黒に近い色をしているため、木部とスチール部の境目がほとんど分かりません。木製パーツがどこにあるのか、言われなければ気づかないほどの一体感です。

初めて手に取ったとき、その見た目よりも先に、27gという重さのなさに驚きました。Opinel No.8は約45〜50g。deejoはその半分近い軽さです。「本当に何も持っていないみたいだ」という感覚は、他のナイフではなかなか味わえません。

deejoの価値は、突き詰めると「軽さ」と「デザイン・所有欲」の2つに集約されると思っています。グラム単位で荷物を削りたい人にとって、この半分近い軽さは実利そのものです。そして、黒のエボニーウッド×ブラックブレードというスタイリッシュな見た目は、実用性とは別の軸で、単純に「格好いいナイフが欲しい」という人の心も動かすかもしれません。持ち歩くための道具というより、見せるためのナイフ、という側面もあると思います。誰かへの贈り物として選んでも、喜んでもらえそうな一本です。

 

軽さは、1点ではなく積み重ねで効いてくる

Opinelとdeejoの重さの差は、たった20g前後です。正直、これ単体で見れば誤差のようなものだと思います。

でも、荷物を軽くしたいと思うとき、私たちはナイフだけを見て考えているわけではありません。アウターを少し軽いシェルに替える。ボトルをチタンや薄肉ステンレスのものに替える。バーナーをよりコンパクトなモデルに替える。少しずつ、軽いものに入れ替えていく。

一つひとつは、全体の重量から見れば微々たるものです。ただ、その「微々たるもの」をアイテムごとに積み重ねていくと、最終的な総重量にはちゃんと差が出てきます。ナイフの20gも、その積み重ねの一つに過ぎません。

この積み重ねが一番効いてくるのが、避難小屋泊のような行程です。マットやシュラフ、防寒具など、日帰りでは持たない荷物が一気に増えます。

アルプスなど、行動時間そのものが長い山行も同じです。標高差があって、歩く時間が何時間にも及ぶと、装備一つひとつの数十グラムが、体力の消耗としてじわじわ返ってくる気がします。「これくらいなら別にいいか」で済ませず、選べるところは選んでおく。そのありがたみを一番感じるのが、こういう場面なのかもしれません。

 

「欲しいから持つ」を、自分に許可する

切れ味だけを比べれば、Opinelとdeejoに大差はありません。それでも、荷物を1gでも減らしたい日、身軽に動きたい日に手に取ると、「これはこれで、ちゃんと出番があるな」と思わされます。

日帰りのフィールドワークには、使い慣れたOpinel。避難小屋泊のように荷物を極限まで減らしたい行程や、身軽さを求めるアクティビティには、deejo。用途で使い分ければ、どちらも手放せなくなります。

 

deejo wood27g evony ディージョ エボニーウッド BLACK

道具として「必要」だから買うというより、「欲しい」から買う。そういうタイプの一本があってもいいと思います。

アウトドアシーンをもっと身軽に、もっと自分らしく。お気に入りの一本を、OSAKAYAで見つけてみてください。

 

ブログに戻る
RuffRuff Apps RuffRuff Apps by WANTO