こういうショップを運営しているからと言って、全員がキャンプに精通しているわけではありません。
これは我が家が初めてキャンプに行った時から徐々にレベルアップしていく話です。
うちの子供は二人とも男の子なので、やっぱりキャンプの経験はさせてあげたいと思っておりました。
子供の頃は親にキャンプによく連れて行ってもらったのでキャンプの「いろは」くらいは分かっているつもりですが、いざキャンプに行こうと思ってもテントが無いわけです(椅子やテーブルはバーベキューをよくやるので持っていました)。
ですので、初めてキャンプ場を予約したのもテントが借りられるキャンプ場で、1回行ってみて子供たちも喜べばテント買ってもいいかなと思っていました。
しかしそんな中、キャンプ当日まで1週間を切った時悪い知らせが・・・
キャンプ場から連絡があり、豪雨の影響で、レンタル用のテントが壊れてしまったとの事。
キャンセルしようかとも思ったのですが、妻の実家に昔1回くらいだけ使って眠っているテントがあるという事で、それを使わせてもらう事に。
建てたテントがこれ
今はまず見ない蛍光グリーンのテントです。
キャンプ場のスタッフさんも様子を見に来てくれ、ハウス型のテントって最近流行っているんですよとか、逆に目立ちますねとか話していましたが、今になって思うとなかなか目を引く親子連れだったんだろうなとは自覚します。
きっとキャンプ場のスタッフも気を使ってくれていたのだろうと思います。
さて、この日は昼間は28度のいい天気だったのですが、夜になるとどんどん冷え込み、テントの中は湿気でびちょびちょ。先に寝た息子も寒くて震えて起き出すし、マットも簡易的な小さなものしかなく、子供と妻がマットの部分に寝て、私はマットの無い部分に寝ていました。
地面の冷たさがどんどん体温を奪い、底冷えというものを痛いほど感じました。
寝袋は持って行ったのですが装備が甘かったと反省です。
息子も寒いせいなのか、テンションが上がっているからなのか、日の出とともに目を覚まし、周りの迷惑にならないように、まだ寒い朝の山道を散歩したのでした。日差しが出てくるとミーアキャットのように太陽を向いて体を温めていたのを思い出します。
体も温まったころ、朝食を作りました。
ホットサンドを焼いて食べたのですが、ターフも何もないお空の下で食べているのは私たちだけ。フルオープンのまさに青空キッチンで周りのキャンパーも目のやり場に困りながら歩いていきます。
あー、そういう感じなんですね。
そして、他のキャンパーはストーブを焚いていたり、全然中が見えない暖かそうなのテントでくつろいでいたりしております。
昨日はよく見えなかったけれど、他のサイトのキャンパーの道具や車がかっこよく見える事といったらありません。
快適に過ごすためには何が必要なのか思い知った初キャンプとなりました。
いや、いいんだ!俺たちは初心者キャンパー!
見た目はともかくとして、楽しむことが大事なんだ!
そう思った翌日、下の息子は中耳炎になりました。
それでもキャンプが楽しかった!また行きたい!と言ってくれたことが何よりです。