OSAKAYA的シーズニング方法-本当に大切なことは誰も教えてくれない-

OSAKAYA的シーズニング方法-本当に大切なことは誰も教えてくれない-

誰もおしえてくれないシーズニングで本当に大事なこと

鉄製品を使う上で避けて通れないシーズニングという作業があります。

市販の鉄のフライパンのや鋳物の鍋などでコーティングされていないものは使い始めに、製造時の汚れや錆防止のワックスをとって油をならすのです。

 

鉄の調理器具を好きな人は新品の鉄製品のシーズニングって
お楽しみなんだと思います(私だけでしょうか)
新品のスマホのフィルムと取る作業というか、
新しい靴を履いて外に出る一歩目というか、そんな感覚です。

それをフィルム取っておきました、地面にならしておきましたってなったらオイオイって思いませんか(なんか例えが違うかもって思ってきました)。

まぁ、鉄製品使う人はシーズニング好きなんです(きっと)!
仮にシーズニング済みで売られてあったとしても
鉄製品は使った後の手入れが必要だから
結局シーズニングはやらなきゃいけないんです(それは必須)!

さて、シーズニングの方法ですが、こだわる方はガスコンロでは熱くならないからどうだとか、油は●●油がいいとかあります。
しかし!経験上、こだわればこだわるほど、家族からは嫌がられます。

ウキウキと買ったばかりのフライパンをシーズニングして怒られては勿体ない。
そんな私が何度も失敗しながら編み出した方法をご紹介します。

 

シーズニングのやり方

0,事前準備(超重要!)


鉄を熱してワックスが剥がれるときや、油を熱する時ににおいが出ます。
洗濯物を室内干ししている場合は片づけます。
また、台所で行うことが多いと思いますが、
作業は30分程度はかかるので、それを踏まえて邪魔にならない時間に行います

 

1,不要なワックス、油を落とす

鉄のシェラカップなどの製品は元々建設資材用の鉄板で作られています。
そのため加工時の油がついているので綺麗に落としてください。
お湯を沸かして油を浮かせる場合もありますが、要は綺麗になればいいのです。
中性洗剤を使ってスポンジでゴシゴシ洗ってください。
内側も外側も取手もね。
鉄臭くなるばあいがあるので食器用スポンジではなく別途用意するか、使い古しのスポンジが◎

 

2,熱する

ガスコンロで熱します。
最近のガスコンロはセンサーが付いているのでなかなか難しいのですが
ちょっと浮かせながらやったり、隣のコンロを使ったりしてできます。
でもIHではセンサーがどうしても邪魔をしてできません。
カセットガスの卓上コンロでもできます。

煙がでることもありますが気にしないで熱します。
なお、この時出てくる煙は加工時の油が燃えているものらしいので
私はもう一度中性洗剤で洗います。

熱すると段々と色が変わってきます。
この時の色の変化はこの時しか見ることができないので、
シーズニングの醍醐味だと私は思っています。

 

3,油を塗る

黒くなってきたら油を塗ります。
すると全体に綺麗に黒く変わってきます。
油は何がいいとか悪いとかありますが、料理に使うサラダ油で結構です。
亜麻仁油(アマニオイル)なんて買ってきて塗ろうもんなら
奥さんに「なんでそんな高い油塗ってんの!」って怒られますから
安いサラダオイルでいいです。

塗るときに火傷しがちなので気を付けてください。
ボロキレで塗るのですが、必ずと言っていいほど火傷するので軍手した方がいいかもしれません。でも軍手をすると滑って落とす可能性大。
焚き火用の皮手袋もいいですが、とりあえず気を付けてください。
なぜかこの作業をやろうとすると子供がやってくるのが不思議です。

私はトングとか、いっそペンチみたいなので押さえた方がいいと思います。

オイルを塗るとちょっとテカテカしてきました。
安定感が出た感じがしますよね。

オイルを塗ったら自然に冷まします。
熱して塗って冷ましてを何度か繰り返してくださいと書いている場合もありますが、気が短い私は一度しかしません。
油を熱することで天ぷらをしたような臭いがします。

そのあとは野菜くずを炒めます。あくまで野菜くずです。
ネギ無いかなーって冷蔵庫から新しいネギを切って炒めてはだめです。
だってこれは野菜に鉄のにおいを移す作業なので、炒めた野菜は普通食べませんからね。

最後に水洗いしてください。
亀の子タワシみたいなのがいいです。
絶対に洗剤は使わないこと。せっかくなじませた油がとれてしまいます。
もしお米を炊いてこびり付いたらお湯を沸かしてください。
ポロポロ取れてきます。洗剤はNGです!

はい。こんな感じに黒くなりました。
洗った後は火にかけて水分を完全にとばします。
最後に油を塗って終了です。

油が馴染んでしまえば、たとえ卵を焼こうがくっつかないのが鉄のフライパンのいいところ。ちゃんと油が馴染んだか心配な方は一度天ぷらを作ればしっかりなじみます。

使っているうちに同じ場所が焦げるという場合は、その部分に食べ物のカスがこびりついていたりサビが発生している場合があるので、その時はステンレスタワシと洗剤で綺麗に洗ってシーズニング作業をやり直します。
サビを落とせばまた使えるようになるのが鉄のいいところ。
テフロン加工のフライパンではこうはいきません。

私も鉄フライパンで卵焼きを作ったときに、何度やっても同じところが焦げるので、いい加減捨ててしまおうかと思ったことがありますが、
いっそ鉄を削ってるんじゃないかというぐらい金タワシでギリギリ汚れを落としたらくっつかなくなりました。

使えば使うほど油はなじみます。
ガンガン使って中華料理屋さんの中華鍋のような黒光りを目指してください

 

 

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